発達に凸凹があると、集団生活でトラブルを起こしたり、起こされたりしがちです。
どんなことがあり得るのか、まずは事前に知っておくと良いです。
こういうことが起こり得ると知らないと、
何かあったときに、ショックでふさぎ込んだり
ムダにあたふたしたりします。
目次
幼稚園(保育園)でのトラブル
幼稚園児(保育園児)は、ものすごいスピードで成長します。
発達障害の子は発達に凸凹があります。
なので、極端に苦手なことがあったりします。
●コミュニケーションが上手く取れない
●言葉があまり出ない
●他の子と同じ行動を取ることができない
●自分の世界に閉じこもりがち
などです。
お友だちに暴力をふるう
上手くかかわれないストレスでイライラして
暴力をふるってしまうこともあります。
言葉が上手く出ないので、手が先に出てしまう。
暴力にもいろいろな種類があります。
●叩く、ける
●噛みつく
●つねる
●押したり引っ張ったりして転ばせる
●名札ごと服を引きちぎる
暴力に出るのはもちろん、本人なりに理由があるはずです。
でも、
理由があるからといって大目に見ることができないのが「暴力」です。
幼稚園側は、対応に慣れています。
たとえば服を引きちぎった場合など、
双方の親と園長先生で示談のような形になることもあるそうです。
謝罪はもちろん、
服の弁償をどうするか、
今後の注意点など、
三者間でよく話し合って「この件はこれでいいですね?」というような流れです。
子どもがお友だちに暴力をふるうと、親としてはとても落ち込むものです。
なんだか自分と子供が世界で一番ちっぽけな存在に感じられるほどです。
そうでなくても発達の遅れがあることで、
親としては普段から何かと引け目を感じるものです。
それに加えて暴力・・・
となると本当に辛いものです。
幼稚園行事に参加しない
行事の多い幼稚園時代、
私は、まったく参加しないわが子を見て、毎回ずっしりと落ち込んだものでした。
参加しないだけでなく、
騒いでみんなの邪魔をしたり、走って逃げて皆さんに迷惑をかけたり。
行事のたびにこういう姿を見なければならないというのは、とてもストレスなものです。
周りの幼稚園児たちに、いろいろ言われることもあります。
「なんで○○くんは、ちゃんと参加しないの?」
「○○くんは、先生に言われたとおりにできないんだよ」
「いつも先生に怒られて、○○くんは悪い子だね」
などなど、
園児たちの悪気のない言葉に傷つくこともあるでしょう。
ママ友と仲良くなれない
トラブルとは少し違いますが、
わが子の遅れに対する引け目で、周りのママ友と上手く関われない場合もあります。
「このあとみんなでお茶しない?」
そんな周りのママさんたちの誘いを受ける気になれないこともあるでしょう。
対策としては、
幼稚園には「ママ友を作りに行ってるわけじゃないよね」というのがあります。
最初から「皆さんと仲良く!」と頑張るより、「壁の花になります・・」くらいの気持ちで。
あまり構えずに一人でいられたらいいですよね。
発達凸凹の子たちは、3年かけて日本の四季を理解する
発達凸凹の子たちは、3年かけて日本の四季を理解すると言われているそうです。
・運動会、
・発表会、
・音楽会・・・
年少、年中と、騒いだり抵抗したりしながら、年長さんくらいになって、ようやく少しずつ理解する。
「あ、こういう行事があるんだな」って、なんとなく分かってくるそうです。
親として、そこを踏まえてあげるのが、幼稚園生活で気をつけることだと思います。
今できないからといって、一生できないとは限らない。
たとえ一生できないとしても、だからといって「ダメ!」なわけじゃない。
できなくていいことは、できなくてOK
できなくていいことって、実はたくさんあります。
幼稚園時代のことは、大抵、できなくて大丈夫なことです。
運動会のダンスに参加できなくても、生きていく上では困りません。
一緒に見学したらいいんです。
絵や工作ができなくても、何の問題もありません。
誰もが芸術で自己表現しなくても、鑑賞する側だっていいですよね。
参観日で脱走しても大丈夫です。
追いかけて捕まえてあげたら良いだけです。
が、頭で分かっていても、なかなかそうはいきません。
気になってしまうものです。
周りのママたちの目、
出来の良い周りのお子さんたち。
いいな~、うらやましいな~って
それは思ってしまいますよね。
特に、子どもが問題を起こした場合の謝罪方法について、こちらにまとめてあります。