「障害」の漢字について、議論の分かれるところです。
気になる方もいらっしゃると思うので
当サイトでの考え方を記載しておきますね。
「障害」の表記 4種類
主に4つの「しょうがい」の表記があります。
「障害」「障礙」「障碍」「障がい」の4つです。
もともとの漢字の意味から見ていきますね。
「障害」
●「害」・・・周りに迷惑をかける意味、傷つける様子。
例)災害、老害、公害、害虫、など
このように、「害」には、人に迷惑をかけるイメージがあります。
「障礙」・「障碍」
●「碍」・・・本人が不自由である
何かをするのに、本人がさしつかえる様子、苦労する様子。
「碍」・・・ 旧字では「礙」と表記されていました。
戦前は、この「碍」の字が使われていたそうです。
(それより前は、差別用語が使われていたようですね)
戦後、常用漢字の整理により、
公的文書はすべて「障害」に統一されたそうです。
それにしても、なぜわざわざ「害」の字にしたのでしょうね・・・
「障がい」
ということで無難にひらがな表記もよく見かけます。
「害」は使いたくない。
けど、「碍」「礙」は、一般的な字ではないので、ひらがな表記で「障がい」とする場合ですね。
正しい「しょうがい」の表記は?
「障害」をどう表記するかは、
現在でも意見の分かれるところとなっています。
こだわる方はとても気にされますし、
特に気になりませんよ、という方もいます。
公的文書にかかわる記述では、すべて「害」表記で統一されているので、それに合わせるという考え方もありますね。
「絶対にこの字が正しい!」なんていう「正解」があるわけでもないのかなと
個人的には思います。
当サイトではあえていくつか混ぜて表現しています。
まあ、漢字ひとつで目くじら立てることでもないのかな~という方は、お気になさいませんよう^^
「障害」の表記に関する議論については、内閣府の資料に詳しいです。
参考にされてくださいね。