子どもがお友達に暴力・・・
私の息子は言葉が遅く、上手く話せないジレンマからお友達を叩くことがありました。
もちろん、どんな理由であれ暴力はダメです。
お友達とのトラブルで、謝罪に伺うことが何度もありました。
仕事上の経験とあわせてマニュアル化してみました。
効果抜群ですが、この種の心理的な話は、不快に思う方もいます。
当時、ブログに載せたら炎上しました・・・。
目次
謝罪の目的
「相手の怒りを収めること」です。
謝罪に行ったのに、余計怒らせてはもったいないですよね。
この「手順」を知っていると、「謝罪」は驚くほど上手くいきます。
やってみると、
・本当にこの流れどおりになった!
・相手の怒りが解けた!
とビックリします。
怒っている相手が求めていること
怒っている相手が求めていること、
なんだと思いますか?
それは、「理解」です。
●「理解」されたい。
●分かってもらいたい。
●気持ちに寄り添ってもらいたい。
これって、人間の基本的な性質ですよね。
怒っている相手に対して「理解する」とは?
「そりゃ、誰だって怒るよね」と、寄り添うこと。
自分が原因側なのですが、まるで第三者みたいに、
「それは、怒っちゃうのが当然だよ」と理解します。
ではやり方です。
理解アプローチの方法
私の息子が、お友だちに危害を加えた例でご説明しますね^^
起きたことへの謝罪
「このたびは、息子がお嬢様をたたいてしまい、
本当に申し訳ございませんでした。」
感謝
「言いづらいことなのにおっしゃってくださり、ありがとうございました。
教えていただかなければ、知らないで終わるところでした。
教えてくださって感謝しています。」
気持ちに寄り添う~理解する~
「大切なお嬢様が、言っても叩くのをやめてもらえなくて、どんなに悲しい思いをされたかと思うと、同じ親として、とても切ない気持ちです。」
(共通土台から入ります)
↓次がポイントです。
相手が”同意し、かつ続きを話したくなる”内容を言う~理解のつづき~
「お嬢様は大人びたタイプなので、大ごとにできないで、ずっと悩んでいらしたのかなと思います。
”やめて”と言ってるのに叩くのをやめてもらえなかったら、イヤですよね」
相手はついつい同意し、かつ続きを話してしまいます。
「そうなんですよ、この子は長女だから大人びたところがあって、2歳で既に、どうのこうの~」
ここまできたら、相手の話に耳を傾けるだけ。
「そうなんですね」と相槌を打ちながら、話についていきます。
「同意し、続きを話してしまう」うちに相手の怒りはだんだん収まっています。
むしろ、「あんなに怒って大人げなかったかな」くらいに思ったりもしています。
まとめ~今後はこうします~
「そうなんですね~。本当にしっかりしていて、ステキなお嬢さんですね。
そんなお嬢さんを悲しい気持ちにさせてしまったこと、今回は本当に申し訳ございませんでした。
今後こういうことがないよう息子にしっかり指導いたします。」
相手も気持ちが収まりつつあるので、ここは否定してきたりします。
「いやいや、うちの子もワガママなところがあるから~」
「もしかしたら、うちの子が先に原因を作った可能性もあるし~」
など。
ここまできたら、相手の怒りは解けています。
もう大丈夫。
ここで、重要ポイント!
言い訳はNG
「うちの子も悪気はなかったんです!」
「言葉が遅れているので上手にコミュニケーションできないんです!」
などなど、
言いたいことがこちらにもあります。
トラブルになった以上、お互いに原因があったりするものだからです。
でも「言い訳は一切しない」のがベストです。
これは鉄則です。
謝罪の目的を考えると・・・
こちらの事情を「理解してもらう」のは、目的でもなんでもないですから。
あくまで、相手の怒りを収めるために「相手を理解する」のが目的です。
言い訳をしてしまうと、
「この人謝りにきたのかしら、それとも言い訳しに来たのかしら?」と、
相手の感情バランスを崩すことになります。
相手の怒りが解けたら、後で、いつでも分かり合えます。
イヤだなと思うなら疎遠にしても良いんです。
まとめ
謝罪で何をすればいいか、一言で言うなら、
要するに、「それは、誰だって怒って当然だよね」というのを、こちらが加害側でありながら、同意する。
ということです。
ちょっと高度なんですが、身につけると役立ちます。
「それはイヤですよねぇ」は、魔法のことばです。
謝罪するときだけでなく、いろいろな場面で使えます。
「保存版 完全謝罪マニュアル」
もう少し詳しいものをご利用いただけます。