発達障害が「療育」で治るのか、その2

発達障害が療育で治るのか、その1はこちら→

「治る」というより、「困ったときに対処」できれば良いのではないかと書きました。

私の息子の場合、知的障害もありました。

診断を受けた4歳当時、いろんな専門家にいろんなことを言われました。

あれこれ言われると、とても不安になるものです。

記事を書いている現在、小学校3年生です。

どう成長したか、4歳当時言われた”予言”は当たったか、まとめてみますね。

4歳当時言われた”予言”ー 専門家によってバラバラ

幼稚園時代、私の息子はいろんな専門家に、いろんなことを言われました。

●この子は小3くらいで、もっと知的に遅れがでるだろう

●この子は9歳10歳くらいで、だいぶ追いつくだろう

●この子は自閉症です(キッパリ)

●この子は発達凸凹なだけ、グレーなだけ

など、先生によって言うことが異なりました

療育その他、当時の取り組み

当時の私はだいぶ混乱し、たくさん心配もしました。

療育や習い事など、できる範囲ですがやりました。

地域の療育センター

週1回、1時間程度の集団療育

6人くらいの小規模集団で、工作やゲームなど、幼稚園と似た活動内容でした。

地域の個別療育

言葉の遅れている子を対象に、個別で言語療法士さんが訓練してくれます。

月1回、50分程度

くもん式

地域のくもんに通いました。

ひらがなを練習したり、数字を書いたり。

スイミング

地域の水泳教室に通いました。

病院の作業療育

リハビリテーション科のある病院で、作業療法士さんが個別で療育してくれます。

手先の練習や、基本的な運動など。

成長してみて・・・、「療育」は効果があったのか

さて、成長してどうだっなったのでしょうか。

結論から言うと、どの専門家の意見も合っていたと言えると思います。

小3くらいで、もっと知的に遅れが出るだろう

同級生と差が開くという意味では、差が開いた部分は開いています。

たとえば運動能力の極端な遅れ。

体の動かし方は今も、すごく下手です。

一生懸命練習しても、足が早くなるわけじゃないです。

マット運動なども下手なままです。

ただし、ごまかすというワザを編み出しました。

なんとなく形をマネして、できたっぽく最後だけキメるというワザです(笑)

息子なりにですが、適応しようとするようになりました。

運動だけでなく、言葉の使いかたも、いまだに独特です。

される、られる(受身、使役)は、まだ理解していません。

なので、話の文脈から周りが察する形となります。

流暢に話すわけではないですが、必要なときに意思表示をするようになりました。

9歳~10歳くらいで、だいぶ追いつくだろう

追いついた部分もあります。

幼稚園の先生が読んでくれる絵本の内容が分からなかったところから、

今はだいぶ理解力がついたと思います。

本も、気に入ったものなら自分で少しは読みます

得意分野の計算などは、嫌がらずにやります。

二桁の掛け算などは、周りの小3と同じ問題を解いています。

「小3~小4で落ち着く」は本当!?

本当に多くの人が言うとおり、「小3~小4くらいでだいぶ落ち着く」というのは本当な気がします。

これは、専門家の先生だけでなく、周りの発達ママ仲間からもよく聞くお話です。

私の息子も小3ではぐっと様子が変わりました。

私が話す日本語の、ナチュラルスピードにだいぶついてきます。

これまでは、2,3歳の子に話すように、ゆっくり区切りながら話していました。

最近は、こちらの日本語をそのままかなり理解します

特別な対策をしたわけではないので、自然と落ち着いた面が多いと感じています。

多動傾向のあった子たちもイスに座れるようになったりなど、

小3、小4で自然と落ち着いた話はよく耳にします。

まとめ

結論として

●できそうなことは、できるようになるし、

●苦手なことは、やっぱり苦手。

そんな感じがします。

だた、苦手なこともそれなりにやっていけるように思います。


できないなりに、

●周りの子を見て合わせたり、

●隣の席の子に手伝ってもらったり、

●先生に聞いてなんとかしたり。

そんなに私が思いつめて「あれも!これも!」と悩まなくてもよかったのではないかと、今となっては思います。

そう言われても、親としては焦ってしまうものですが・・・

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