子どもが学校でトラブルに遭った(起こした)とき。
いくつかの解決策をシュミレーションしておくと良いと思います。
パターンごとに、具体的に考えておきます。
子どもがお友だちに暴力・・・どう対応する?
まず、子どもがお友だちに暴力をふるうなど、こちらが加害側の場合。
幼稚園や学校から連絡が来たら、親として対応しなければなりません。
学校によって保護者に求める対応が異なる場合があります。
が、基本的には、相手のお子さんと保護者に謝罪する形になると思います。
まずは、
●すぐに電話で謝罪
次に、
●直接会って謝罪
という流れを念頭におくと良いです。
地域によってはきちんと菓子折りを持って謝罪するのが当然!
という雰囲気のところがあります。
逆に、あまり大げさにするとお互いやりにくい
という雰囲気のコミュニティもあります。
菓子折り持参で相手宅に謝罪に伺うかは判断が要ります。
周りの信頼できる先輩ママさんに聞くのも良いと思います。
いずれにしても、参観日など、つぎに相手の保護者に会ったときは、知らん振りではなくきちんとご挨拶したいですね。
こういうのって、想像以上にストレスなものです。
でも、この経験が後で生きてきます。
こちらが被害側になった場合、
●相手の子にも何か事情があったのかな
●お互いさまだから、あまり怒らないでおこう
などと余裕が生まれるのです。
子どもが意地悪された場合
意地悪にもいろいろあります。
公園などで遊んでいると、わざとではなくぶつかられて転ばされてしまったり。
そうではなく、悪意を持って意地悪された、
叩かれた、蹴られた
悪口を言われた、
などの場合、
対策/解決策はいろいろ考えられます。
コミュニティの移動も選択肢に
最終的には、解決策として「コミュニティの移動」を、いつも選択肢に持っておくと良いと思います。
「ちょっと緩めのコミュニティで、ちょっとずつお互い歩みよれば、なんとかやっていける。」
私の息子の主治医の言葉です。
先生は、「クセがすごいんじゃ!」で許されればOK!
そういうコミュニティへ移動して!
とおっしゃいます。
「東南アジアなんかに行くとね、あの子たち、絶対に浮かないよ^^」とも。
いきなりアジアに移住するぞ~!
というのは現実的ではないかもしれません。
でも、学校(幼稚園/保育園)を移るくらいなら、可能だと思うのです。
●周辺の学校環境を調べて、
●見学/体験に子どもを連れて行って、
●相談できる医師に診断書または意見書を書いてもらって、
●教育委員会にかけあって・・・
面倒ですが、
それでも、海外移住よりだいぶラクなはずです。
コミュニティの移動。
実は、「逃げる」のって、すごく前向きなことです。
しっかりと前を向いて、バッチリ逃げる。
そうしないと、子どもも親もつぶされてしまうことがあり得ます。
また、「最終的には環境を移れる」という選択肢を持っておくことで、多少のトラブルには気持ちをしっかち保って対処できます。
ちゃんと「逃げる」技術
学校を転校する/しないは最終手段。
まず子どもに教えておきたいのは、「意地悪してくる子がいたらちゃんと逃げる」ことです。
ちゃんと逃げるのって大変です!
よく考えながら、すごい早足で逃げないと、追いつかれてしまいます。
学校の休み時間だったら、
●意地悪な子が何もできない場所はどこなのか?
●どこに逃げたら先生が居るのか?
などと考えながら逃げないといけません。
●先生には、どう伝えたら守ってもらえるかな。
●翌日仕返しをされないために、どうするか?
これも、ちゃんと考えて逃げないといけません。
●相手の親のところに自分の親を連れて行けばいいかな。
だとしたら、自分のお母さんに出来事を伝えないといけません。
「ちゃんと逃げる」って、中途半端な行為でもなんでもなく、
頭も体も使う、前向きな行為なんです。
事前にシュミレーションして、受身のまま流れに任せたりせずしっかりと逃げていきたいものですね。
子どもが意地悪されてしまった場合もそうです。
泣いてもいいけど、ちゃんと「逃げようと」したかな?って振り返って、
次からどう逃げるか、ちゃんと逃げられるよう対策を講じておくことが大切です。