誰も教えてくれない!発達障害でもらえる手当て

発達障害の子を扶養する保護者に、手当てがいただける場合があります。

「こんな手当てがありますよ。申請してみたらいかがですか?」

なんて、誰も教えてくれません

知らなかったからといって、「損した!」なんてことはないですが、

本人の成長に役立つものがあれば、

大切に活用させていただきたいですよね。

発達の遅れならではの療育や習い事に使ったり、

貯めておいて、発達障害ならではの特別な支出に使っても。

発達障害の手当て 2種類

気になる手当ての種類ですが、2種類を押さえておきましょう。

特別児童不要手当

まず、特別児童扶養手当があります。

特児手当て(とくじてあて)」と略されたりします。

これは、国の制度です。

月々3万円程度が、4ヶ月に一度まとめて支給されます。

(年によって金額が変わります)

この手当ては、療育手帳のあるなしに関係なく、医師の診断書のみで申請します。

医師の診察を受けて、所定の診断用紙に書いてもらい、役所に提出するだけです。

療育手帳は申請しないとしても、

この手当ては、手帳に関係なく申請できます。

申請したからといって必ずもらえるわけではありませんが、

考えてみるのもアリではないでしょうか。

自治体ごとの手当て

もうひとつは、自治体の手当てです。

これは、各自治体により異なります。

知的障害の程度が「中」以上であれば、月々いくら~など。

これも、誰も教えてくれませんので、

HPや電話などで調べてみると良いと思います。

主な手当てはこの2つ。

そして、他にも補助金がいただける場合があります。

これも各自治体で異なります。

その他の手当て・助成金など

私が住む地域ですと、たとえば特別支援学級在籍の子には、

●給食費が半額返ってきたり、

●教材費の一部が支給されたり、

ランドセル代が補助される地域もあるそうです。

●弱視訓練メガネ車椅子など、個人で購入するものも、

一部補助金が出る場合があります。

問い合わせてみてくださいね。

ただ、こういった手当ては「後ろめたい」と感じる場合もあります。

手当ては税金、遠慮すべき?

税金については、過敏な反応をする人が多いように思います。

・税金を払ったら損!

・手当てをもらえるなんてずるい!

そんな意識が働くのでしょうか。

私はこれまで2回、面と向かってこの種の言葉を言われたことがあります。

税金なんだよ!」と。

私の態度がふてぶてしく見えたのかもしれません。

でも「もらって当然!」と思ったことは一度もありません。

手当てについて言うと、予算の枠がはじめから決まっています

申請者が多い年は、予算の枠からはみ出す軽度の子には支給されない。

という仕組みだと思います。

詳しくは分からないですが、予算があって仕組みがあって

判断してくれる担当者がいるはずです。

予算をどう割り振るのかは、担当者が決めることです。

私たちが口を出すことではないはずです。

感謝を忘れず制度と担当者を信頼すれば良いのではないかと思います。

(※もちろん障害を偽って国からだまし取ってやれ!等

反社会的な思想は論外だと思います。)

「みんなの税金を、うちの子なんかのためには、使えません!」というのは、

ある種の傲慢さのように思います。

障害があってもなくても、日本国民として堂々と生きていけばよいと私は思います。

息子の主治医の先生がおっしゃっていた言葉に、こんな言葉がありました。

「周りを頼っていいんだよ。

使える制度があったら、どんどん使って

間違っても、夫婦だけで思いつめないでね

ただ、こういった考え方は医師によります。

信頼できるかかりつけ医を持とう

信頼できる医師といってもねぇ・・・

近所に発達専門の医院もないし・・・

ということも多いと思います。

手当てを申請しないにしても、医師の診断書や意見書は発達凸凹の子たちにときどき必要になります。

たとえば私の息子の場合は、幼稚園の年中組に進級する際、

「息子さんには特別支援の先生(加配の先生といいます)が必要です」

ということになりました。

その際、幼稚園側の手続きの都合で「医師の診断書を取ってきてください」と言われました。

医師の考え方によりけり

発達障害って昔はなかったですし、

医師によって見立ても異なります。

そのため医師によっては「こんな軽い障害で、支援なんて要らないでしょ!」という医師もいます。

反対に、「使える制度はどんどん使って子育てを楽しんで!」という考えの医師も。

ムダに傷つくのを避けるためにも、

普段から良い関係の医師を確保しておくのが理想的だと思います。

診断書については、慣れている先生はものすごく慣れている印象があります。

同じ内容でも、こう表現すればより伝わるよね!と、

うなるような書き方をしてくださる医師もいます。

医師というか、実際に書いているのは臨床心理士さんだったりするようです。

何か、雛形のようなものが病院によってあるのかないのか、

システムは分からないです。

が、こういった手続きに慣れている医院だと、とてもスムーズです。

書いていただけるかどうか、事前に確認してみるのも良いと思います。

ちなみに診断書は自費です。

費用は5千円から1万円程度が一般的だと思います。

(料金は病院によりますので、問い合わせてみてくださいね)

出来上がるまでに1ヶ月以上かかる場合もあります。

あまりギリギリではなく期間に余裕を持って申請したいですね。

病院選びについては別に書きますね。

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