いつもご相談いただく、発達凸凹なんだけど、
言葉がとても流暢な学生さんが、とてもわかり易く解説してくれました。
息子の「コンビニレジでの挙動不審問題」について、
学生さん;
「私も同じですよ~、コンビニのレジでは、
答えなきゃいけない質問がたくさんあって、大変なんです^^」
で、何が起きているのか、解説してくれました。
その解説が、とっても分かりやすくて・・・
以下、その解説。
息子がコンビニレジで、
欲しいものを一気に羅列します。
棒読みで、ベラベラベラ~っと。
例)
「ファミチキ、ひとつと~
ファミコロ、ひとつ~
あと、〇〇と、あと、〇〇、
レジ袋、お願いしますぅ!
ポイントカード、持ってますぅ!
クレジットカードで、お願いしますぅ!」
息子が一気にまくしたてるので、
店員さんが慌てて、
たまにチキンがひとつ、
入ってなかったりします。
それを、その場で気づいているのに、
後から私に言う息子。
「買ったのに入ってないモノがあったら、
レジで、その場で、店員さんに言ってね」
と伝えてきました。
息子はなんでその場で言わないのかな、
上手く言葉にならないからかな、
なんて、私は勝手に解釈してたんです。
発達凸凹の学生さんによると、こんな解説。
頼んだものがひとつ足りないとき、
1回目は、混乱する。
けど、2回目以降、だんだん分かってくる。
「こういうことも、あるんだな」と。
つまり、
5コ伝えたとき、なんらかの理由で、
4コしか来ない場合があるんだな、と。
そして、世界のルールが書き換わる。
なるほど、世界はこうなっているんだな、と。
何回かに一回、こういうことが起こり得るんだな、
そういう世界なんだな、と。
定型発達の人は、世界を、
人間の作った媒介を通して捉えている。
「常識」とか、そういうレンズを通して。
発達凸凹の子は、
世界そのものを見ている、と。
これ、私にとってものすごく分かりやすくて、
すごい体験でした。