親も子も、幼稚園時代は試練となることが多いように感じます。
これも、あらかじめ知っておくだけでだいぶラクになります。
幼稚園なんて、毎日遊んでいるだけだよね?
何がそんなに辛いの!?
発達障害の子にとって幼稚園は試練!?
というと、
ひとつには、幼稚園では予定の見通しが立ちづらいというのがあります。
幼稚園では毎日違う活動をします。
朝の会のあと、
日によっては工作、
日によっては歌、
また別の日は外遊び、
など「日程が決まっていない」ことは、一部の発達凸凹の子にとって非常にストレスになるようです。
なので小学校に入ったら、私の息子もそうですが、落ち着く子が多いのです。
このタイプの子たちは、決まりきったことをこなすのがラクだからです。
幼稚園と小学校の違い・・・小学校はラク!?
小学校では、座席表があります。
自分の机と椅子が決まっています。
幼稚園は、座席表などはなく、
イスを持ってきて丸くなって座ったりしますよね。
学校では、自分だけでなく、
他の子たちもそれぞれ座席が決まっています。
また学校には時間割が貼ってあります。
1週間分の予定が明確なのです。
学校は、
授業も、休み時間も、すべて時間で区切られています。
分かりやすいのです。
チャイムからチャイムまでが、授業。
チャイムが鳴ったら休み時間。
休み時間は、トイレに行ったり、本を読んだり、
好きなことをしていい。
またチャイムが鳴ったら、授業が始まります。
給食、掃除、帰りの会・・・、
すべて順番が決まっていて、
そのとおりに毎日が過ぎていきます。
幼稚園と違って分かりやすいと感じ、
なので、安心して過ごせる発達障害の子がいるようです。
このタイプの子は、小学校に入って見違えるように落ち着きます。
(すべての発達障害の子が当てはまるわけではないです)
幼稚園では、日々違う活動をするので、混乱しがち。
幼稚園生活を過ごしやすくする工夫
私の息子には、先生がホワイトボートを用意してくれました。
毎日その日の予定を書いてくれたのです。
本当にありがたい視覚支援です。
障害児受け入れ体制が整っている園だと、こういった支援も受けやすいと思います。
先生方が慣れているからです。
特別にお願いするのが難しい場合は、
地域の療育施設との連携(訪問サービス)を活用することもできます。
このサービスは自治体によります。
地域の療育施設の先生が、幼稚園/保育園を訪問してくださり、
子どもの様子を見てくださったり
情報を園と共有してくれたりします。
必要であれば、
支援のアドバイスを幼稚園側にしてくれることもあります。
「こういったホワイトボードに日程を書いてあげると良いですよ」
のように、具体的に園に伝えてくださる場合があるのです。
私の息子はホワイトボードで過ごしやすくなりました。
他の子たちもこのホワイトボードをよく参照していました。
「パッと見て予定が分かると過ごしやすい」
「書いてあると助かる」
発達障害の診断に関係なく
そう感じる児童はいるのではないかと思います。
ただ遊んでいるだけなんだから、何も辛いことなんてないんじゃない?
と思いがちですが、
フレキシブルさが辛いタイプの発達障害の子には、
幼稚園生活はとても辛いですよね。
まとめ
受けられる支援は遠慮なく受けて、
親子ともども気持ちがラクになると良いと思います。
活用できるサービスは自治体ごとに異なりますが、
市役所の子ども福祉課などに問い合わせて
相談することができます。
それでも上手く馴染めない場合もあります。
その場合は休園/転園など
別の選択肢についても別記しますね。