子どもの障がいを受け入れられない・・・
結論から言うと、受け入れる必要もないのではないかと私は思います。
人間の存在自体がパーフェクトなものでない以上、
軽い障がいや、それに類することって、誰しも持っていると思います。
私たち大人でもそうですよね。
たとえば、嫉妬に狂うことがあったり、
呪うほど他人を嫌ったり、
精神病「っぽい」一面なんて誰でも持ち合わせています。
大切なのは、診断名や障がい名ではありません。
子どもの障がい名を受け入れても受け入れなくても、
子どもがグレーゾーンでも、
黒でも、白でも、
あまり変わらないと思うんです。
「発達障害です」と診断がついた。
それが絶対で、永久に変わらない事実!
なんてことはないと思います。
拙著の監修をお願いした医師は、こんなことを言っています。
「発達障がいとの診断が、その児への理解・受容・支援につながるならば良いが、
排除・拒絶に向かうのであれば、診断しないほうが良い。
そこのところを理解せず、(慮らず)
医学的な基準だけで発達障碍と診断してしまうのであれば、医師としては配慮が足りない。」
その医師は、
私の息子を、「グレーゾーンだったけど、ちょっぴりホワイトゾーンに入ってきたね~!」
と言います。
また別の医師は、息子にキッパリと言います。
「この子は多動(ADHD)だね。ご主人と話して、他動の薬コンサータを検討してみて」と。
いろんな人が、いろんなことを言います。
何ゾーンでも、なに障害でも、絶対的なものではないと感じます。
そのときそのときで最善のことを考えていくだけです。
親や周囲ができることって、実際それだけですよね。
スポンサーリンク