IQというのは下がることがある、というお話です。
子どもはどんなにゆっくりでも、発達しています。
発達しているのに!
前回の検査時よりできることが増えているのに!
それでも、IQが下がることがあります。
事前に知っておくと、少しショックを和らげることができると思います。
なぜ成長しているのにIQが下がるの!?
前回検査を受けたときに比べれば、いろいろなことができるようになった。
言葉も少しは増えた。
確実に成長しているのに、IQが下がる・・・
どうしてこんなことが起こるのでしょうか?
それは、IQというのが、
「月齢に応じた相対的な数値」だからです。
5歳なら5歳の平均を基準とした数値になります。
1年後に計測するときは、6歳の平均を基準とした数値になるわけです。
なので、本人の能力自体は発達していても、
平均的な成長曲線よりゆるやかだった場合、
「その年齢において望まれるレベル」から離れてしまう場合があります。
そうすると、前回測定したときよりIQが下がるということが起こり得るのです。
IQが下がっている可能性に備える
IQテストの結果を聞きに行くときには、
あまり期待せず、
下がっている可能性もある!と、
心にガッチリと壁を作って、自分の心をガードしながら行きたいものです。
それでも、実際にIQが下がるとショックを受けるもの。
学校教育において、数字で評価されることに慣れている私たちです。
IQが下がっていたら、ガッカリする。
このことは予測できるので、先に対策を講じておきます。
もしIQが下がっていたらどうするのか、結果を聞きに行く前に考えておくのです。
例)
●帰りにお気に入りのカフェでコーヒーを飲んで帰る!
●コンビニでアイスを買って帰る!
●夜、子どもを預けて、夫婦で美味しいものを食べに行く!
などなど、
「回復ルーティーン」になりそうなものを、事前に設定しておくのです。
「事前に」というのがポイントです。
え、食べ物なんかで!?
というと、
これが、案外「回復」の助けになるんです。
もちろん、信頼できる相手がいるなら、
話を聞いてもらえるよう事前にしっかりと確保するのも効果的です。
借りられる助けは、すべて借りていきましょう!