発達障害と便利グッズ1

これまでもご紹介してきましたが、発達凸凹の子たちに役立つグッズがたくさんあります。

将来自立するために、なんでも自分でできるように!

なんて思いがち。

でも、本当にそうでしょうか。

苦手部分はグッズの助けを借りてできるとしたら、それもまた立派な自立と言えるのではないかと私は思います。

助けを借りるのも自立

発達凸凹の子たちにとって、「すべてを自分でこなす」というのは現実的な目標とは言えません。

実際個別の療育訓練では、困ったときの対応を学習します。

●できないときに「てつだって」と言う練習

●分からないときに「教えて」と言う練習

●困ったときに「たすけて」と言う練習

自分が何が苦手なのかが分かっていて

その場面で助けを求めることができたら、

全然困らないし、十分自立と言えると思います。

現在発売されているさまざまなグッズもまた助けとなります。

グッズに頼ろう!

このブログでも少しご紹介しましたが、他にもまとめて便利グッズを随時ご紹介できればと思います。

※本も出版されています、ご参考まで。

『発達障害の子のためのすごい道具』

便利グッズの例~文房具編~

筆圧が弱いなら、4Bや6Bなどの鉛筆を使えばいいですよね。

●少し太めで握りやすい鉛筆もあります。

●定規を押さえられない子に、すべらない定規

●イスに落ち着いて座れない子に、バランスを取りやすいクッション

●音楽の授業や全校集会など、音が苦手な子にイヤーマフ

●見やすい分度器 コクヨ分度器 まなびすと

●ぶれないと評判のコンパス ソニック コンパス くるんパス

学校で勝手にグッズを使っていいの?

小学校では、他の子と違うことをすると目立つという心配があると思います。

足並みを乱すと先生に怒られそう。

でも、発達凸凹に配慮していただくのはそんなに遠慮しなくても大丈夫。

というのも、「合理的配慮」といって、教育の場で障害児への配慮をお願いできるようになっています。

「合理的配慮」の提供として考えられる事項

障害のある児童生徒等に対する教育を小・中学校等で行う場合には、「合理的配慮」として以下のことが考えられる。

(ア)教員、支援員等の確保
(イ)施設・設備の整備
(ウ)個別の教育支援計画や個別の指導計画に対応した柔軟な教育課程の編成や教材等の配慮

※文部科学省のページに詳しいのでリンクを貼っておきますね→

この根拠に基づいて、特別なグッズの使用を学校に相談することが可能となっています。

先生方にお願いする際はもちろん丁寧に。

配慮してもらって当然!

という姿勢ではなく、感謝しながらお願いしていけたら良いですね。

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